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事業方針

令和5年度 仙人福祉事業会 事業方針

  • 利用者に満足していただける施設づくり
     令和2年1月に我が国で初めての新型コロナウイルス感染者が判明して今年度で丸3年以上が経過し、感染者数は減少しているものの、新たな感染者も発生していることから、感染状況には常に関心を持つことが必要となっています。
     この間、施設入所者等の皆さんには、外出行事を始め施設内で行う年中行事の縮小のほか、面会時間や面会人数の制限などで大変な不安と不自由をおかけすることになりました。
     新型コロナウイルスについては、地球上からなくなることは考えられないことから、今後においてもウイルスを施設に持ち込まない感染対策は続けていくものの、利用者の意見や思いを傾聴しながら、少しずつでも着実にコロナ前の日常に戻れるように取り組みを進めます。
     また、通所サービスにおいては昨年度の年末年始休業日(12月31日から1月3日まで)の間で2日間、試行的にサービスを実施し利用者の皆さんから好評価を得たことから、今年度以降についても継続できるよう取り組みを進めます。

     
  • 地域から信頼され、愛される施設づくり
     夜久野町地域は近年急速に過疎少子化が進み、地域内の人口は昨年10月末時点で、初めて3千人の大台を割り込み2,997人となりました。
     また、過疎化に合わせ高齢化も進み65歳以上の人口割合は53%(1,589人)と、福知山市の中でも非常に高齢化の進んだ地域となっています。
     年齢を重ね介護や支援が必要となったときに、ご本人やご家族の皆さんが慌てることがないよう、“介護サービスとはどんなものか”“介護サービスを使うことで何がどの様に変わるのか”などを、地域の皆さんに広くお知らせすると共に、近年増加傾向にある認知症高齢者や独居高齢者等の皆さんが、住み慣れた夜久野で安心して生きがいを持ちながら生活をしていただくことができるよう、今年度は特に町内唯一の社会福祉法人としてその役割を果たしていきます。
     新型コロナウイルスの感染拡大後は様々な分野でボランティアの皆さんや地域の皆さんの訪問をお断りしていましたが、今年度においてはコロナウイルスとの共生も視野に入れ、出来る範囲で地域の皆さんやボランティアの皆さんに施設に訪問していただき、入所者や利用者の皆さんと交流していただけるような場を設けていきます。

     
  • 職員が働き甲斐を持てる職場づくり
     令和2年度以降サービス利用者の減少に伴う介護保険収入の落ち込みにより、昨年度は職員に欠員が生じても補充することなく、利用者対応や新たなサービス利用者の確保等に取り組んできました。また、職員の頑張りに報いることにし本年度から新たに職員(正規職員に限定)に対する評価制度を導入します。
     法人財政は依然として厳しい状況が続いていますが、国や府などの制度も活用する中で、働きやすい職場づくりを目的に、昨年度末には施設内に““WiFi環境(注1)””を整備し““インカム(注2)””や““眠りスキャン(注3)””などの介護ロボットも導入しました。
     本年度においても引き続き職員の皆さんの要望や意見に耳を傾け、適材適所の職員配置等を行い、「グリーンビラ夜久野で働いていて良かった。」と全ての職員に思ってもらえるよう取り組みを進めます。

     
  • 安定経営の確立
     サービス利用者は一部のサービスにおいて回復傾向が見られるものの、通所サービスにおいては依然として利用控えが見られることから、1日でも早くコロナ前の水準まで戻すことができるよう、法人職員一人ひとりが知恵を出しあい、利用者増に向けての提案には躊躇なく取り組んでいきます。
     また、昨年度まで続けてきた経費削減についても、入所者や利用者には極力影響を及ぼさないようにしながら、あらゆる分野において聖域を設けることなく、幅広い取り組みを進めます。
     平成7年4月に施設を開設してから本年度で29年目を迎えることから、特に設備や備品等において不具合が発生する時期となっていますが、定期的な点検や早めの修繕等を行いながらできるだけ長く使い続けます。

 

注1:介護ロボット等はインターネットを使用するため、電波を飛ばす環境作り。
注2:職員の所在確認をする時間を短縮でき、職員間の連携を効率よくする器具。
注3:居室を直接訪問しなくても、スキャン・カメラで入所者の状態を把握できる器具。

基本方針

  1. 利用者に満足していただける施設づくり
  2. 地域から信頼され、愛される施設づくり
  3. 職員が働き甲斐を持てる職場づくり
  4. 安定経営の確立