令和2年度グリーンビラ夜久野事業方針
令和元年度は、大きな災害にも見舞われることがなく、当法人にとっては平穏な1年となりましたが、10月には消費税の増税に伴う介護報酬の改定や、介護職員等特定処遇改善加算の創設などがあり、利用者の皆さんにとっては利用料が増える1年となりました。
法人施設や設備については、長寿命化を目指してこれまでにも様々な改修や修繕等を行ってきたところですが、長年の懸案事項となっていました浴室や入浴設備の老朽化についてもようやく改修や更新の目途がつき、令和2年度にはデイサービス浴室の改修や特養機械式浴槽の更新に着手する予定としています。
今回の浴室改修等については、事業実施期間が概ね6カ月程度になると見込んでおり、利用者の皆さんには大変なご不便をかけることになりますが、ケアハウス浴室や特養浴室を活用するなどし、利用者への影響を出来るだけ少なくするように対応します。
サービス毎の利用状況については、事業所管理者を中心に利用者の増加を目指して取り組みを進めてきたところですが、一部のサービスにおいては利用者総数が前年度実績を下回る結果となってしまいました。
当法人では介護保険収入が事業収入の大半を占める一方、事業支出の大半は人件費支出が占めることから、今後においては、全職員が常に稼働率を意識しながら業務を進めることや、ボランティアの活用や適正な人員配置など、あらゆる場面において経費節減に取り組むことなどが重要であると考えています。
このような状況の中、令和2年度の事業方針については、見直しを行った第3期長期計画で定めた4つの柱を事業運営の基本方針として、昨年に引き続き各種事業を進めて参ります。
特に年度別計画一覧表に掲げた令和2年度の実施計画については、出来るだけ速やかな実現に向けて取り組みを進めていくと共に、社会福祉法人改革によって義務付けられた地域貢献活動についても、更に地域のニーズを掘り起こし、地域の皆さんから期待されるような取り組みができるよう試行錯誤を重ねます。